所属:人格ラヂオ 名前:悠希
タイトル: 悠希の幸せ潜入計画

【XX:00】人格ラヂオ ゆ う き だぁ〜。
【XX:01】今、俺はとあるライブハウスの前に来ている。
      サングラスに帽子。人目をはばかるお忍びスタイルの俺。
【XX:02】目的は…おっと今は言えないぜ。
【XX:05】そこのバンギャル、じろじろ見ない。
      ネ申の入り待ちなんて100年早いぞ、デブスが。
【XX:06】チロル、ちょっとあいつ等を掃除して来なさい。
【XX:08】デヴスA「なにこの犬ぅ〜、超不細工なんだけどぉ〜w」
    
      はぁ?自分の顔よく見てから発言しろよ!?
      チロル、行け。噛め。力の限り噛み付け!
      あの贅肉の塊を噛み千切ってやれ!!

【XX:11】デヴスB「ワンちゃんじゃが○こ食べる〜?」
      デヴスA「あー、食べてる〜。意外と可愛いかもぉ〜w」

      あ、チロル…餌付けされてる場合じゃなくて……

【XX:13】慌ててチロルを回収に行こうとして近寄るがガン見される。
      くそっ、チロルは後でさり気なく連れ帰ろう…。
【XX:15】だからじろじろ見てんじゃねーっての!!
      このデブs(ry お前はピザでも喰ってろ。
【XX:20】おっと、あちらに見えてきたのは眩いばかりの後光を発する…
【XX:21】deadman御一行様、よくぞお越しで。
【XX:22】眞呼様の神々しさとaie君の頭部(推測)で盤車が驚きの輝き具合だ。
      あっち系の御仁の磨き上げたベンツにも負けない程だ。
【XX:23】なんだっけな、ムックのボーカルのさ。
      あのなんかパグみたいなの。あの凸も居たらもう目が眩んで大変だな。
【XX:25】嗚呼、悠希は車内におわすであろう眞呼様の御姿を
      想像しただけでもう動悸と息切れが止まりません。
【XX:26】誰かロマンティック止めて ロマンティック 胸が胸が苦しくなる
【XX:27】さっきのデb(ry を見て気を紛らわす。アイツ必死だなw
【XX:29】ちょwww目、限界開いてるし!!必死すぎww
      どう頑張っても眞呼様オキニにはなれねーから。
【XX:30】眞呼様には俺のように細身の人間が相応しいんだよ。
      d(ry な兄弟おつおつw寒天でも食って出直して来い。
【XX:31】ネ申が地上に降り立たれた。

      地上に降り注ぐ祝福の光が見えるようだ。
      ああ、その御足に踏みつけにされているアスファルトさえもが憎らしい。

【XX:32】そっと身を隠し遠目から様子を伺う。
      今日の俺にはとある計画があるのさ。
【XX:35】あのd(ry チロルを抱いたまま話し掛けに行きやがった。
      動物を愛でる女を装ってポイントアップを狙ってやがる。
【XX:37】おお、本日初の眞呼様の痙攣入りまーす。
      何故かaie君が慌てて辺りを見回している。
【XX:38】ちょっと、aie君で眞呼様が見えないから。どいてよ。
【XX:40】aie君が携帯を持ってうろうろし始めた。
      バンギャルが不審がってるよw
【XX:41】ん?携帯が振動してる。

      って、aie君じゃないかwwwwww

【XX:42】もちろん、無視…あ、いや待てよ…。あ、いえ待てよ…。

      悠希「aie君、おつおつ。」
      aie「悠希っ!お前今どこに居る?!」

      貴 方 の す ぐ 側 に 。

【XX:43】悠希「さぁ、どこでもいいじゃん。」
      aie「お前近くに居るんだろ?犬連れて帰れよ!!」
      悠希「何でさー、居たっていいでしょ。」
      aie「よくねーよ!メンバーの士気に関わるんだよ!」
【XX:45】それは眞呼様が嬉しさでテンションが上がりすぎるから?

      悠希「やる気出るでしょ。」
      aie「ちが…!とにかく今日は帰ってくれ。」
      悠希「仕方ないな〜、じゃあせめて挨拶だけでも…」
      aie「やめろっ、出てくるなっ!俺が行くから!!」

【XX:47】あ〜、もうaie君ってばやきもちなのかなw

      隠れていた壁からそっと手を振ってみる。
      気付いたaie君がTokiさんに何か話し掛けている。
      受話器に耳をあててみるが手で塞いでいるらしく何も聞こえない。

【XX:50】あ、Tokiさんが大慌てで眞呼様を連れてライブハウスに入ってっちゃった。
      華麗なる痙攣姿だったのになぁ。
【XX:52】aie「今からそっちに行く。」

      そんなに慌てて電話切らなくても。aie君ったら照れ屋さんw

【XX:55】aie「悠希っ!!ほら犬っ!!連れてさっさと帰れ。」
      悠希「なんか扱い酷くない?」
      aie「…っさい!!仏の顔も三度までだぞ?!迷惑ばっかかけやがって!」
      悠希「aie君に迷惑なんて一度もかけてないじゃん。」
      aie「はぁ〜〜?!自覚してないだけだろ!!」
      悠希「で?って言う。四度目はどうなるのさ?」
      aie「…………………………」
【XX:57】おお、aie君の痙攣もなかなかのものだ。
      まぁ、仮にも眞呼様の在籍するバンドのギダリストだしね。
      でも、眞呼様のような麗しさが足りないね。
【XX:58】ん?どうしたの?その手は何のつもりなの。
【YY:00】震える手のひらに包まーれた…………俺の顔。
      両方から張り手するなんて酷いや、aie君。
【YY:01】悠希「何すんだよ?!痛いじゃん!」
      aie「全面的にお前が悪い。」
      悠希「眞呼様に訴えてやる。」
      aie「止めろ!!今日のライブが台無しになる!」
      悠希「じゃあ、眞呼様に挨拶させて。楽屋に入れて。」
      aie「……仕方ない30秒だけだぞ。」
      悠希「短っ!!」
      aie「それ以上はゆずれん!!」
      悠希「仕方ないなぁ。」
【YY:03】aie「こっちから行こう。あの子たちに見られると面倒だ。」
    
      俺が眞呼様オキニなのを嫉妬する奴が出てくるから?

      悠希「こっち人が通るようなとこじゃなくない?」
      aie「うるさい、文句があるなら入れてやらないぞ。」
      悠希「ちぇー、aie君の意地悪。」

【YY:04】でもまぁ、人気のないほうをaie君自ら通ってくれるなんて好都合だ。
      なんたって今日は計k(ry
【YY:05】悠希「aie君ごめんね…」
      aie「何急にしおら…くぁwせdrftgyふじこlp;@」
【YY:06】みんなはスタンガンはちゃんと護身用に使おうね。
      間違っても麺を襲うのに使ったりしちゃ駄目だからな。

      俺だって本来は眞呼様の身を守る為に持ってるだけだし。嘘じゃない。

【YY:07】さてと、aie君はこの辺に転がしとくとして、
      このバンダナとキャップは借りていきますよ、っと。
      洋服も俺のと交換ね。手早く完了。
【YY:10】さて、これで誰がどう見てもaie君そのものだろう。
      間瀬カジに身を包みいざ楽屋へ。
【YY:15】悠希改め似非aie「♪リッスンモメンリッスンモーメン」
      deadmanの曲なら全曲コーラスまで完璧だ。
【YY:19】眞呼様の後姿ハケーン!!眩しすぎます!
【YY:20】しばしドアの隙間から眞呼様観察。
      止められない止まらないビバ眞呼様観察。
【YY:32】Toki「何やってるの?早く入りなよ。」
      似非aie「は、は、は、はい!!」
      Toki「どうかしたの?」
【YY:33】眞呼様のいらっしゃる楽屋ですよ?
      言わば聖地じゃないですか。
      まずはシャワーでも浴びて身を清めたいくらいだ。
【YY:34】似非aie「お、お、お、遅くなってすみません!!」

      眞呼様「・・・?」
      Toki「リハ始めるよ。」
      似非aie「あ、はい!!!」

【YY:41】=リハーサル中=

      眞呼様麗しすぎますっ!
      俺ギターもコーラスもツイン痙攣も頑張ります!

【YY:14】眞呼様「今日は調子がいい。良いライブになりそうだ。」
      似非aie「そ、そ、そ、そうですよねっ!!」
      Toki「どうしたんだ?さっきから大丈夫?」
      Kazuya「??」
【YY:16】幸せすぎて失神しそうなんですよ、Tokiさん。
【YY:18】ああ、側で眞呼様がメイクをなさっている。
      思わず凝視してしまう。
【YY:23】眞呼様「…?そっちの鏡を使ってメイクをすればいいじゃないか…」
      似非aie「はぅあ!」
      眞呼様「はぅあ?!」
      似非aie「いや、なんでもございませんっ!お気になさらず!」
      眞呼様「…具合でも悪いのか?」
      似非aie「ぶはっ!」
      眞呼様「……?(ほうっておくほうが無難だな…)」
【YY:25】眞呼様が心配して下さるなんて。もう死んでもいいくらいだ。

【YY:26】ああ、眞呼様眞呼様眞呼様眞呼様眞呼様眞呼様眞呼様眞呼様
      眞呼様眞呼様眞呼様眞呼様眞呼様眞呼様眞呼様眞呼様眞呼様
      眞呼様眞呼様眞呼様眞呼様眞呼様眞呼様眞呼様眞呼様眞呼様

【YY:30】Toki「なんか変だよな…ぶつぶつ言ってるし。」
      眞呼様「放置しておいたほうがいいと思う。」

【YY:32】ああ、眞呼様眞呼様眞呼様眞呼様眞呼様眞呼様眞呼様眞呼様
      眞呼様眞呼様眞呼様眞呼様(・∀・)眞呼様眞呼様眞呼様眞呼様
      眞呼様眞呼様眞呼様眞呼様眞呼様眞呼様眞呼様眞呼様眞呼様
     
【YY:57】Toki「もうすぐ開演だけど大丈夫なわけ?」
      似非aie「か、か、開演?!望むところだYO!」
      Toki「……(本当かよ)」
【YY:02】SEが流れ出し、緊張が高まる。
      最前取りおつおつだな、さっきのデブスタソ。
【YY:04】颯爽とステージに立つ俺カコイイ。まぁ、今はaie君なわけだが。
【YY:05】デブスA「悠希〜!悠希〜!」
      デブスB「悠希〜!ゴルァ、悠希〜〜!!」
【YY:06】あれ?何かがおかしいぞ。
      なんで悠希コールが起こってるんだ?バレタ?
【YY:08】あたふたしているとステージに痙攣しながら眞呼様が…

      あれ?これ眞呼様にしては小さくないか?
      横幅は大きいけど、あれ?あれ?!

【YY:09】眞呼様?「悠希、いい加減目ぇ覚まそうな。」

      はぁああああああああああああん?!
      なんで那オキ君がステージに立ってるのさ?
      眞呼様の衣装着て。なんでなんでなんでなんで?

【YY:10】那オキ「起きろっつってんだろーーーーがっ!!」
【NK:30】……………………!!!!!
【NK:31】悠希「な、なんで那オキ君がいるんだよ!?」
      那オキ「やっと起きたか…」

      起きたってどう言うことさ?
      慌てて周りを見渡すと、さっきaie君を昏倒させた場所だった。

【NK:33】悠希「あれ?aie君は?」
      那オキ「aie君が悠希を殴ったら意識を失ったからって俺に連絡が。」

      …は?意識を失った…?

【NK:34】那オキ「今頃aie君はライブ中だな。」
      悠希「は?は?はぁ?!」
【NK:35】えーと、それはつまり…あんまり考えたくはないが

      夢 オ チ っ て や つ で す か ?

【NK:36】那オキ「色々と面白いうわ言言ってたぞ。」
      悠希「………………。」
      那オキ「おーい?悠希〜?生きてるか〜?」
【NK:37】那オキ「駄目だな、こりゃ。完全に廃人だ。死人ファンのくせに。」
【NK:38】那オキ「仕方ないな、チロルは脇に抱えて…。」
 
      ………………………………………………。

【NK:39】那オキ「悠希は…引き摺っても問題ないよな。」

      ………………………………………………。

【NK:40】那オキ「髪が頭皮ごとズル向けたらズラにすればいいしなw」

      ………………………………………………。

【NK:41】那オキ「さっさと帰って呑むか。」

      ざりっずりっごすん

      悠希「…うっ……。」

      那オキ「おっと、なんかにぶつかったような。まぁいっか。」

【NK:42】ずりっずりっざりっごりっずっずっ…


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